生活習慣病は食事で防ぐ
食生活を中心として、生活習慣のゆがみから引き起こされる病気を「生活習慣病」といいます。
糖尿病、高脂血症、高血圧、脂肪肝、動脈硬化、脳梗塞、乳がん、大腸がんなどがあげられます。
なかでも、「がん、心疾患、脳血管障害」が、日本人の三大死因となっています。
実に、平成13年の死亡者数で三大死因の占める割合は、59.9パーセント。日本人の死亡者の10人に6人が、この三つの病気で亡くなっているのです。
これらの生活習慣病は、インフルエンザや食中毒のように、ある日突然羅患するものではありません。
会社の健康診断で「血圧が高め」「血糖値が高め」と診断されたり、
自身でも「最近、肥満気味だな」と感じるなど、どこか生活のなかで危険信号が発せられた後で症状がでるのです。
しかし、そのときにはもう、とり返しのつかない状況になっている。
また、そうなっても相変わらず問題となる生活習慣が改められない。
こうしたケースが多くみられるのも生活習慣病の特徴です。
唐突なようですが、時計を思い浮かべてください。
デジタルではなく、アナログ時計です。
秒針はみる間にも進み、長針はゆっくりと時を刻んでいるようにみえます。
短針は、まるで止まっているかのようです。
しかし、実際には間違いなく先に進んでいます。
健康診断などで、危険信号がでて、少しだけ体のことが気になって自分の生活を省みてみる。
しかし、その寸時の反省で感じられるものといえば、
「そういえば、最近のどがよく渇く」「時折、手足のしびれを感じるが生活には支障ない」
といった程度のもので、ごく簡単な食生活の改善も面倒くさく、その効果も薄いように思われます。
しかし、体内の健康時計は止まることなく進み、宿った生活習慣病はひそかに進行しているのです。
三大死因をはじめとする生活習慣病には、前触れがあります。
「血糖値が高い」(糖尿病)、「太りすぎ」(肥満)、「血圧が高い」(高血圧)、「コレステロール値、中性脂肪値が高い」(高脂血症)の四つですが、
総称して、「死の四重奏」と呼んでいます。
なぜ、そう呼ぶのでしょうか。大きく二つの要因があります。
第一に、この四つの症状が重複してでた場合、三大死因への道をたどるリスクが急激に高まるからです。
第二に、この四つの症状には、相関関係がみられるのです。
生活のゆがみ、食事の乱れから相前後して四つの症状が体内から不気味な音響を奏ではじめ、その響きは共鳴して、日増しに音量を高めていくことがわかっています。
それでは、四つの症状の目安となるものをみましょう。
健康診断の検査表などがありましたら確認してみてください。
●糖尿病 − 空腹時血糖値が126以上(境界型は、110以上126未満)
●肥満 − BMIが25以上
●高血圧 − 上の血圧が140以上、もしくは下の血圧が90以上(境界型は、上の血圧130以上140未満、もしくは下の血圧が85以上90未満)
●高脂血症 − 総コレステロール220以上、もしくはLDLコレステロール140以上、またはHDLコレステロール40未満、もしくは中性脂肪150以上
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