糖尿病の人の食事ポイント
過食によって内臓に脂肪が蓄積されるとすい臓が疲労し、インスリンが効かなくなり糖尿病を起こしやすくなります。
糖尿病の予防や治療には、肥満にならないことが大切です。
日常の食事では、脂質、砂糖、清涼飲料水、スナック菓子、インスタント食品、アルコール飲料、加工食品のとり方にとくに気をつける必要があります。
その目安として以下の10ポイントを心がけてください。
摂取エネルギー量を正しく把握する
糖尿病の人は、インスリンの分泌を調整する力が衰えています。
摂取エネルギーが、個人の適正量より上回ると、すい臓に負担がかかり病状が悪化しかねません。
内勤営業、デスクワークなど、運動量が少ない労働条件の人は、標準体重1キログラムあたり25〜30キロカロリー、
外回り営業や立ち仕事などでは1キログラムあたり30〜35キロカロリー、
力仕事などの重労働に従事している人は標準体重1キログラムあたり35〜40キロカロリーで、適正エネルギー量を計算します。
詳細については、医師から適正摂取エネルギー量の指示を受けるようにしましょう。
エネルギー量と栄養バランスのとれた食事
栄養バランスのとれた食事を心がけるようにします。
体重過多の人はエネルギー量をコントロールして標準体重まで下げるようにします。
医師から指示された摂取エネルギー量を守り、その範囲内でいろいろな栄養素を適量とります。
食事は三食決まった時間に
血糖値を安定させるためには、食事の時間を決め、規則的にとるようにします。
一食抜いたり、食事と食事の間隔が不規則になると血糖値のコントロールが難しくなります。
とくに、インスリン注射や薬を使用している場合には、食事を抜くことで低血糖を起こす危険性があります。
薄味を心がける
濃い味つけは、ご飯の食べすぎになりかねません。
高血圧との合併症も問題となりますから、塩分摂取量は、10グラム以下に抑えます。
薄味でもおいしく食べられる調理法の工夫も大切です。
・麺類のスープを全部飲み干さない
・漬物にしょうゆをかけない
・漬物や佃煮の量を、日頃から心がけて減らす
食物繊維をしっかりとる
食物繊維は、血糖値の上昇をゆるやかにし、血中コレステロール値を下げる作用があります。
主食のご飯、パン、麺類などは精白されているため食物繊維を十分にとることができません。
野菜、果物、海藻、きのこ類、豆類のほか、末精白の穀物、玄米、胚芽米、麦ご飯、全粒粉パン、そばなどを積極的にとるようにしましょう。
・毎食、野菜料理をとる
・主食には、精白されていない穀物、麺類では、食物繊維の多いそばを中心に
動物性脂肪を控える
動物性脂肪は、飽和脂肪酸が多く含まれ動脈硬化を助長させます。
糖尿病は、動脈硬化と合併しやすい傾向がありますので、過剰摂取は危険がともないます。
肉の脂身やバター、生クリーム、ハム、ベーコンなどは避けましょう。
肉類は控えめに、脂肪の少ないヒレ肉、もも肉、鶏むね肉をメインにします。
同じ動物性脂肪でも魚は不飽和脂肪酸を多く含みますから、毎日食卓にのせるようにしましょう。
外食、中食はなるべく控える
外食や中食は、昧つけが濃く、また栄養バランスを把握しにくいものです。
最近では、栄養量が記入されているメニューも増えてきていますから、どうしても外食になる場合には、そうした表示を頭に入れて注文する癖をつけましょう。
持続できる運動をとり入れる
糖尿病の治療の基本は、適正エネルギー摂取と運動療法との組み合わせです。適切な運動は、体内のブドウ糖の燃焼を促進し、インスリンを節約させます。
血糖の代謝を高めることは、健康体のベースとなります。
一日平均で200キロカロリーの消費を目安に運動をとり入れたいものです。
無理をせず、自分に合った運動をみつけるようにしましょう。
家族と同じ献立で
糖尿病だから絶対に食べてはいけないという食品はありません。
要は、摂取量を正確に把握して栄養バランスをとることです。
糖尿病だからと、家族と別メニューにしたり、食事時間が別になったりすると、疎外感を生み食事の楽しさが半減します。
内容は同じでも量でバランスをとるなどの工夫をしましょう。
計量する習慣をつける
調理する食品の重さを量ることで、エネルギー量が把握しやすくなります。最初は面倒でも、慣れてくれば外食のときなどの目安にもなります。
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