高脂血症の人の食事ポイント
高脂血症は、コレステロール値が高いタイプ、中性脂肪値が高いタイプ、そして、その併発型があります。
高脂血症そのものには、まったく症状がみられないため、動脈硬化症から狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、大動脈癖などを発症させて、気がついたらベッドに寝たきりの状態、ということになりかねません。
エネルギーを過不足なくとる
高脂血症は、血液中にコレステロールやトリグリセライドなどの脂質が増加している状態です。繰り返し説明しますが、脂質は体に必要な栄養素の一つです。
ただ問題となるのは、脂質をとりすぎた場合です。
ですから、個々人に必要な二日のエネルギー量のなかで、栄養バランスのとれた食事をしていれば、あるいは改善できれば、
コレステロール値や中性脂肪値を是正することができます。
コレステロール値、中性脂肪値が高い人には、遺伝的な要素のほかに、食生活の問題点があります。
そのバランスの欠けた部分を改善すればいいのです。
高脂血症発症と「健康寿命」との分岐点は、ごく些細な健康配慮からということがわかります。
コレステロールは一日300ミリグラム以下に
コレステロールは、体内でホルモンや細胞膜生成に深くかかわっています。けれども、そのとりすぎはコレステロール値を上昇させます。
1日の摂取コレステロール量は、300ミリグラム以下を目標とします。コレステロールは、動物性食品にだけ含まれているものです。
イクラ、タラコ、数の子といった魚卵やシシャモ、目刺しといった内臓類を多く含むものは控えるようにしましょう。
また、イカ、タコ、ウナギなどもコレステロールを多く含みますから、これらを多くとっている人は注意しましょう。
動物性脂肪と植物性脂肪をバランスよく
脂肪は、脂肪酸が集まって形成されています。
脂肪酸には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とがあります。
飽和脂肪酸は、動物性脂肪に多く含まれており、コレステロール値を上昇させます。
肉類の脂身、バター、生クリームなどが代表です。
一方の、不飽和脂肪酸は、植物油や魚の脂に含まれています。この不飽和脂肪酸は、コレステロール値を下げる働きをもっています。
食物繊維でコレステロール値を下げる
食物繊維は、腸のなかでコレステロールを吸着して、便とともに排泄します。
このときに、体内の有害物質も一緒に排泄します。
また食物繊維は、満腹感を得やすく、エネルギーとしても吸収されないので肥満防止にもなります。
ゴボウ、レンコン、大根、ブロッコリーなど食物繊維を多く含む野菜のほか、コンニャク、海藻、大豆、きのこ類、果物など数多くの食品を食べることによって食物繊維を効果的にとることができます。
主食、砂糖、菓子は控えめに
糖質のとりすぎは、動脈硬化を促進させます。
同じ糖質のなかでも、でんぷん質(米、パン、もち)より、砂糖や果物の果糖が動脈硬化につながることが解明されています。
また、砂糖のとりすぎは脂肪の合成を促進させ、血液中の脂肪の濃度を高めます。
砂糖は、体内に入るとブドウ糖と果糖にわかれます。
このうちの果糖は、より中性脂肪にむすびつきやすいので、高脂血症の人は、砂糖を使った菓子や、果物のとり方にも注意します。
またご飯、パン、麺類などの主食も食べすぎると中性脂肪を増やします。
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